家族や自分自身の介護について、なんとなくイメージをしているけれど、
実際いつから介護が必要なのか、その疑問にお答えします。
介護の始まりについて知って、備えていきましょう。
親の介護が心配だけど、
何から備えたらいいか分からなくて不安…
介護のはじまりを知っておくと怖くないよ!
\この記事はこんな方におすすめ/
- 親やパートナーの介護について漠然と不安をもっている
- 介護の始まりを知って事前に備えたい
- 介護保険をいつ申請しようか迷っている
- 介護についていろんな例を知りたい
それでは、「介護はいつから必要なのか」いくつかの判断基準を見ていきましょう。
介護はいつから必要?
○○が大変になったとき
介護が必要になる基準として、生活の中でこれまでできていたことが大変になった時、が挙げられます。
- 階段の昇り降りが大変になった
- 病院に通うのが大変になった
- 買い物に行くのが大変になった
- 布団から起き上がるのが大変になった
- 湯舟の出入りが大変になった
- お金の管理が大変になった
- 薬の管理が大変になった
このような大変なことが少しずつ増えてきて、何らかの手助けがないと生活が保てなくなったとき、
介護が必要になってくるのです。
例えば買い物がだんだん大変になってきて、お米や生活に必要な日用品が買えなくなってしまったら、
安心して自分らしい暮らしが送れないですよね。
このように生活の中で何らかの手助けが必要になった時、介護が必要になってくるのです。
介護が必要な状況になったらまずはお住いの市町村の窓口か地域包括支援センターで「介護保険申請」を行いましょう。
自分で病院に通えなくなったらどうしよう…!
大変なことが増えてくるきっかけは?
生活の中で大変なことが増えてくる背景には様々な要因があります。
- 体力、筋力の低下
- 認知機能の低下
- 気力の低下
- 病気
- 転倒、骨折
病気や転倒、骨折などで急に体の状態が変化することもありますが、多くは日々少しづつ現れる心身の衰えが要因となっています。
心身の機能の低下が少しずつ積み重なると生活の中で大変なことが増えて、結果的に介護が必要な状態になるのです。
ということは介護を予防することもできるんだね!
その通り!筋力トレーニングは介護予防につながるよ!
急に体の状態が低下したとき
一方で、急に介護が必要になるときもあります。
- 病気で体にマヒが残った
- 病気の治療で寝たきりの期間が長くなり、筋力が大幅に低下した
- 転んで骨折した
- 難病になった
- 交通事故に遭った
こうした場合は事前に防ぐことは難しいので、早めに介護保険の申請をするなど、早急に対応していくことが大切です。
急なことで分からないことも多いはずですので、病院のソーシャルワーカーや地域包括支援センターの相談員など、専門家に相談をするようにしましょう。
難病や体に障害が残った場合などは介護保険のほかにも利用できる制度がある場合があります。
そういった場合はお住いの市町村にも相談をしましょう。
相談窓口を知っておくと安心だね!
小さなサインを見逃さない
多くの場合、心身の変化が積み重なって少しずつ介護が必要になっていきます。
日々の小さな変化に気付き、サインを見逃さなければ介護が必要な時期を遅らせることができます。
とはいえ、毎日一緒にいる家族からすると小さな変化は見逃しやすいものです。
久しぶりに会う家族や友人などに気付いたことを教えてもらうと、サインを見逃すことが少なくなっておすすめですよ。
周りの意見を参考にしよう!
介護は予防できる!
では、小さなサインに気付いたら何をしたらいいのでしょうか。
介護が必要になる要因を小さくしていくことが大切です。
例えば…
- 体力、筋力の低下 →ウオーキング、軽い筋力トレーニングで体力、筋力を維持
- 認知機能の低下 →人と交流したり脳トレをしたりして脳を活性化させる
- 気力の低下 →受診して原因を探す、家族や友人と話す時間を増やす
- 病気 →健康的な生活を心がける
- 転倒、骨折 →危ない段差を解消する、足を大きく上げて歩く意識をもつ
これらはあくまで一例で、介護予防には様々な方法があります。
詳しくは別の記事で紹介していきますね
本人の気持ちを考えよう
周りから見て介護が必要な状況だと判断しても、当の本人は必要性を感じていない場合もあります。
そうした場合に無理やり介護のサービスを勧めることは、かえって本人の混乱を招いたり、プライドを傷つけてしまったりする可能性があります。
家族との信頼関係が崩れてしまっては元も子もありません。
本人は今どういう気持ちなのか、生活の中で何か困っていることはないか、そうした視点を忘れずに考えていくとよいでしょう。
また、こうした場合家族だけで考えるのではなく、地域包括支援センターに相談することも大切です。
第三者から本人へ直接説明することで、家族から言うよりも納得してもらえる場合もあるのです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が、介護に不安をもっている方々に、少しでも参考になれば幸いです。
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