老後を元気に楽しみたい!という方必見。
今回は健康寿命を延ばすためにできる「介護予防」の具体的な方法をご紹介します。
「寝たきりにならないようにしましょう」
「健康寿命を延ばしましょう」
と聞くものの、実際何をしたらいいか分からない方も多いのではないでしょうか。
具体的な方法を難易度別にまとめているので、出来そうなものから挑戦してみましょう。
\この記事はこんな人におすすめ/
- 将来寝たきりや要介護になりたくない
- 定年後の親の暮らしが心配
- できるだけ長く健康でいたい!
- 老後を楽しみたい!
- ずっと元気でいるために今から備えたい
寝たきりを防ぐ「介護予防」って?
介護予防とは、自分らしく過ごせる期間を延ばすことです。
この、自分らしく過ごせる期間を一般的に「健康寿命」と呼んでいます。
では、「健康寿命」は何歳くらいなのでしょうか。
人生100年時代と言われ、年々日本人の「平均寿命」は延びています。
同じように「健康寿命」も延びているのが分かります。
しかし、「平均寿命」と「健康寿命」の差は常に10年近く開いているのです。
介護などの手助けが必要な期間が10年もあるということですね。
このような、介護が必要な期間をなるべく短くして自分らしく過ごせる期間を延ばすことが「介護予防」なのです。
寝たきりを防ぐ「介護予防」3つのポイント
「介護予防」は次の3つの柱から成り立っています。
- 運動
- 栄養
- 社会参加
これらのどれか一つを実践すると約30%、3つすべてを実践すると約50%、フレイルになるリスクが減ると言われています。
※フレイルとは、要介護になるリスクがある状態のこと
つまり、3つの介護予防をバランスよく行うことで、要介護になるリスクを半減できるのです。
では、具体的にはどんな実践方法があるのか見てみましょう。
寝たきりを防ぐ「介護予防」実践!難易度別に紹介(★~★★★)
介護予防の柱 ①運動
家の中でテレビ体操やラジオ体操を行う(難易度★)
まずは家の中でできる方法です。
テレビかスマートフォン(又はパソコン)があればだれでも行うことができます。
テレビ体操はNHK放送で毎日一定の時間に放送されています。
すでに習慣として取り入れている方も多いのではないでしょうか。
ポイントは継続して運動を行うことです。
簡単なものから取り入れてみましょう。
YouTubeでラジオ体操をチェック(動画が始まります)
テレビ体操の放送時間をチェック(NHKの公式サイトに移動します)
近所で散歩やウォーキングを行う(難易度★★)
自宅から一歩外へ出て、散歩やウォーキングを行ってみましょう。
仲間と一緒に行えば継続率もアップするうえ、3つ目の柱である「社会参加」も同時にクリアでておすすめです!
歩く前にラジオ体操などでウォーミングアップしておくと安心です。
地域の体操講座に参加
皆さん、町内会や自治会の掲示板をじっくり見たことはありますか?
掲示板は介護予防情報の宝庫です!
自治会や地域住民、公民館などが主催している体操教室がないかチェックしてみましょう。
企業やカルチャーセンターが主催している体操教室よりもより近所で、お安くできて、いいことづくめです。
新しい仲間ができるかも!
スポーツジムに通って運動する(難易度★★★)
運動に力を入れて取り組みたい、という方におすすめの方法です。
スポーツジムの利点はトレーナーさんに運動のことを相談できるところです。
マシンを使ったトレーニングや様々なプログラムなど、運動のバリエーションも広がりますね。
介護予防の柱 ②栄養
年齢を重ねるにつれて、低栄養のリスクが高まります。
低栄養は介護が必要になるリスクを挙げてしまうので注意が必要です。
特にたんぱく質の不足は筋力の低下をもたらし、転びやすさなどにつながってくるのです。
介護予防として必要な取り組みは、
- 1日3食食べる
- 様々な食材をバランスよく食べる
- 健康な歯を保つ
ことが挙げられます。
では具体的な方法を見ていきましょう。
配食弁当を頼む(難易度★)
1日3食しっかり用意するのが大変な方は、配食弁当を活用するのおすすめです。
コンビニやスーパーのお惣菜よりも栄養バランスが考えられているうえ、自宅に届けてくれます。
配達時に見守りをしてくれるサービスがついていたり、まとめて冷凍で届けてくれたり、形式は様々。
ぜひ、ご自身に合うものを探してみてくださいね。
自炊をする(難易度★★)
自炊の習慣がない方は、これを機に料理に挑戦してみるのもおすすめです。
料理は様々なプロセスを同時進行で行うので、脳の活性化にも役立つといわれています。
一石二鳥ですね。
最近はレシピサイトで様々なレシピが無料で公開されています。
作り方を動画で紹介しているサイトやYouTubeを活用するのもいいですね!
定期的に歯科受診する(難易度★★)
健康な歯を保つために、定期的に歯科受診することも介護予防につながります。
いつまでも自分の歯でご飯が食べられるように、もちろん日ごろからの歯磨きも大切です。
介護予防の柱 ③社会参加
コロナ禍で人づきあいが減ってしまった方も多いのではないでしょうか。
家族以外の人とかかわって、社会とのつながりをもつ、家の外で役割をもつことは介護予防においてとても重要です。
社会に出て趣味の活動を月1回以上行った場合、何もしなかった人に比べて生活機能を維持する効果が1.5倍あるといわれています。
これがボランティア活動になると、なんと3.3倍の効果があるそうです。
人とのつながりがいかに大切かが分かりますね。
では具体的な社会参加の方法を見ていきましょう。
友人づきあいをする(難易度★)
親しい友人一人でもいいので電話をしたり会ったりして交流をしましょう。
社会とのつながりを保つ第一歩です。
ご近所づきあいをする(難易度★★)
歳を重ねていくにつれ、少しずつ行動範囲が狭くなってきます。
そうなると、歩いて行ける範囲でできる交流が大切になってくるのです。
ご近所同士のつながりは、介護予防につながるのですね。
また、日ごろからご近所づきあいがあると、災害などの緊急時も助け合うことができます。
ボランティア活動をする(難易度★★★)
先ほど述べたように、ボランティア活動を月1回以上すると 何もしなかった人に比べて生活機能を維持する効果が3.3倍あるという研究結果があります。
人のために行うボランティア活動は、実は自分のためにもなっているのです。
ボランティア活動をするといってもどのように探したらいいか分からない方が多いと思います。
そんな時にはぜひ、
検索 : お住いの市区町村名 社会福祉協議会
こちらで検索してみてください。
社会福祉協議会は地域のボランティア活動などについて相談に乗ってくれたり、活動を紹介してくれたりしますよ。
寝たきりを防ぐ「介護予防」まとめ
早速実践できそうな方法はあったでしょうか。
お元気なうちから介護予防をすれば、 自分らしく過ごせる期間を延ばすことができます。
それはすなわち、
- 大切な家族と過ごす時間が増える
- 趣味の時間が増える
- 老後に新しいことに挑戦できる
こうしたことにつながります。
介護予防をして人生を楽しみましょう!
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