こんにちは。まりもです。
今回はコロナ禍における、短期養成施設での精神保健福祉士受験についてお伝えします。
コロナ禍で精神保健福祉士の資格を取りたいけど迷っている…
2020年度コロナ禍で実際に受験したまりもがその体験をお話しするね
短期養成施設での「精神保健福祉士」受験 コロナ禍でどう変わったか
短期養成施設でのコロナ禍受験、実際どうだった?
私は福祉の仕事をしながら2020年4月に精神保健福祉士の短期養成施設に入学し、2021年2月に受験しました。
精神保健福祉士の通信課程で9か月の短期養成コースです。(社会福祉士取得済みのため)
コロナ禍受験について私はおおむね満足しています。
メリット・デメリットはありましたが、結論から言うと、受験したい・受験できるタイミングで挑戦すべきだと思います。
短期養成とはいえ半年以上の時間と大きな労力を費やすものですので、タイミングが一番重要です。
思い立ったが吉日、挑戦してみましょう。
とはいえ、コロナ禍での受験について迷う方も多いと思いますので、実際の経験をお伝えします。
参考になれば幸いです。
コロナ禍受験のメリット
- オンライン授業で負担軽減につながった
- オンラインツールの発展で授業の幅が広がった
メリットとしてはすべてオンラインツールの発展に関わる内容です。
zoomなどのツールが発展、浸透したことにより、様々なことが時短になりました。
これはコロナ禍受験にも当てはまります。
コロナ禍での授業ではオンライン授業が取り入れられ、スクーリング日の一部がオンラインで実施されました。
これにより学校までの通学時間が減ると同時にその分学習の時間が増えました。
これは結果的に仕事との両立のしやすさにもつながったと思います。
仕事をしながらの受験は時間との勝負ですからね。
また、オンライン授業により授業の幅も広がりました。
例えば、オンライン上で遠方の講師の授業が受けられたり、施設まで行けなくても様子が見られたり。
実際に私も、デイケアの皆さんとオンライン上で交流をしました。
実際のSSTの様子を見させていただいたり、職員や利用されている皆さんに質問をしたり、かなり実践的な内容でした。
コロナ禍受験のデメリット
- 病院実習が中止になった
- 福祉実習先のプログラムが少なかった
コロナの影響で病院は家族の面会すら制限しているような状況です。
当たり前ながら、実習を受け入れている病院はかなり少なくなっていました。
学校側もかなり手を尽くして実習先をあたってくださったようですが、残念ながら病院実習はかないませんでした。
実際の現場に入らせていただく機会はめったにないので、これはとても残念でした。
幸い、学校が用意してくれた代替授業が充実していたので、その分学びを深められたのはよかったです。
また、実習での学びを共有する授業もあるので、病院実習に行けた生徒さんから報告を聞いてイメージをしました。
福祉現場への実習はいくことができたのですが、そこでのプログラムはコロナで中止しているものが多かったです。
「いつもなら毎週〇曜日はこのプログラムをやってるんだけどね」
「この日に外出プログラムがあったけどコロナで中止になってしまって」
といったことが多々ありました。
とはいえ、時間がある分利用者さんお一人お一人とじっくりとお話しさせていただくことができたのは不幸中の幸いでした。
コロナ禍での学校(短期養成施設)選びのポイント
前年度の実習実績がどうだったか
各学校が関係を築いている実習先はそれぞれです。
「どうしても病院実習がしたい!」という場合は、その学校がコロナ禍でどれくらい実習先を確保できていたかを調べるといいでしょう。
分からない場合は入学前の説明会で質問するのもいいと思います。
しかし、コロナの状況は読めないので最終的には運に任せることになるのも事実です。
実習中止の場合の代替授業の内容はどうか
これはとても重要です。
特に私が入学した時期はコロナ初期でしたから、学校側も始めてのことで授業のプログラムを模索していました。
私の通った学校は幸い実習の代替所業がとても充実していました。
オンライン授業と対面授業、合わせて12日間、90時間のプログラムが用意されました。
対面授業ではグループワークやSST体験など、自分の頭で考える機会がたくさんありました。
実習こそできなかったものの、様々な講師や当事者ゲストから多くのことを学び、考える機会を得ました。
実習ノートも毎日書き、添削をもらいました。
しかし、同時期にほかの養成校に通っていた同僚は違いました。
実習の代替授業は録画した追加講義をオンライン上で視聴しレポート課題を提出するのみ。
学校によってこんなにも違いがあるのか!と驚きました。
スクーリング日程と場所
これはコロナ禍でなくても重要な点です。
仕事をしながらの受験の場合、スクーリング日程をあらかじめ調べておくことが重要です。
またコロナ禍においては、混雑した電車を避けているという方もいると思います。
すると通学先も重要になります。公共交通機関を使う場合は下り方面など、安全に通うことができると安心です。
短期養成施設でのコロナ禍受験、今から準備できること
職場の理解を得ておく
コロナ禍で実習を行うということは、いろんな人とかかわることになります。
実習は基本的に仕事を休んで行うことが原則ですが、やむを得ず実習が休みの日に出勤される方もいるでしょう。
対人援助のお仕事をされている方の場合、実習中多少なりとも感染リスクが高まりますので、職場の理解を得ておくと確実です。
学校選び
先述の通り、学校によって実習の代替授業の質や内容は大きく異なります。
せっかく受験をするのであれば、あとから後悔しないようにしっかりと下調べをしましょう。
短期養成施設ごとのホームページはもちろん、資料請求や説明会への参加など様々な情報を集めましょう。
選ぶ際には、「自分が資格取得を通して何を得たいのか」を軸にすると良いです。
・実習を通して実践を学びたい
・同じ学校の仲間とともに意見交換をしながら考える機会を得たい
・とにかく知識を増やしたい
目標に応じて選ぶ基準や優先順位が変わってくると思います。
専門実践教育訓練給付制度について調べておく
教育訓練給付制度とは、国が指定する教育訓練に対して費用の一部が補助される制度です。
管轄のハローワークにて手続きをする必要があり、申請時に提出する書類もたくさんあります。
期限が決まっているので、余裕をもって手続きができるようあらかじめ準備をしておきましょう。
また、厚生労働大臣の指定を受けた養成学校に通う必要があるので、学校選びの際にも注意しましょう。
短期養成施設でのコロナ禍受験、とにかくタイミングを逃さない
コロナがいつ終息するかは誰にもわかりません。
そうでなくても急な異動や転勤などでそれどころではなくなってしまうこともあります。
とにかく思い立った時、仕事のタイミング的に受験できそうなときに挑戦してみましょう!
コロナ禍での受験を迷っている方々に、少しでも参考になれば幸いです。
実際の体験を聞いて、私も挑戦してみようと思ったよ!
コロナに負けずに頑張ろう
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