精神保健福祉士受験、働きながら挑戦するかどうか迷っている方必見。
実際に2020年度に受験した私が、受験してみてどうだったかをお伝えします。
- 学校選びから合格までの流れ
- どの時期にどんなやることがあったか
- いつどれくらい忙しかったか
についても具体的に解説していきます。
※ちなみに私は正社員として社会福祉法人で働きながら、2020年4月に短期養成施設に入学し2021年2月に受験しました。精神保健福祉士の通信課程で9か月の短期養成コースです。(社会福祉士取得済みのため)
仕事と受験の両立のポイントについても解説していきます。
\この記事はこんな人におすすめ/
- 働きながら精神保健福祉士の受験をしようか迷っている
- 仕事と受験の両立に不安がある
- 仕事と受験の両立に向けて今から準備しておきたい
働きながら精神保健福祉士に合格 仕事との両立のスケジュール
忙しさレベル(★~★★★★★)
かなり遅いスタートでした
さっそく所属長に相談
資料請求している時間もなかったので、ひたすら各学校のホームページを調べて比較しました
学校が決まったら、急いで必要書類をそろえて提出
ハローワークでキャリアコンサルティングや給付金申請手続き
けっこう休みが潰れます
職場の同僚に受験を報告
計7日間のスクーリングはオンラインで行われ、気持ち的に負担が少なかったです
レポート課題は全部で14本あり、締め切り日に常に追われていました
休日のほとんどはスクーリングとレポート作成
仕事との両立が一番大変な時期でした
そろそろ試験勉強をしなければという焦りつつも、そんな余裕はありませんでした
代替授業脱兎の出体力はそこまで使いませんでしたが、実習記録と課題に追われていました
ようやく受験勉強に集中できる、という感じでした
休日のほとんどを勉強に回します
焦りはあるものの、大変さは落ち着きました
休日のほとんどを勉強に回します
全部が終わった時の解放感はすごい…
やはり実習の時期が一番大変でした…
一年を通して常に何かしらの締め切りに追われていたり、受験への不安を抱えていたり、せわしない気持ちでした。
一番大変だったのは実習時期でしたが、案外入学前の準備も大変でした。教育訓練給付金をもらうための手続きやキャリアコンサルティングなど、地味にやることが多いです。
逆に受験勉強の時期は、学校の課題などはすべて終了しており勉強だけに集中できるので、そこまで負担は大きくなかったです。
※コロナ禍での実習ということで現場での病院実習は中止、対面とオンラインを組み合わせた代替授業が組まれました。現場での実習と同じように毎日実習記録を書いて提出したり、別途課題が出たりしました。
コロナ禍での精神保健福祉士受験について実情を詳しく知りたい方はこちらをお読みください。
働きながらの受験 仕事との両立のポイント
職場での事前の根回しをしておく
実習やスクーリングでたくさん休みを取らなければいけない。職場の理解を得られるかな…
受験を迷っているとき、このような心配が真っ先によぎりました。
仕事との両立ができるかどうかにかかわる大事なポイントですよね。
受験をするにも仕事の調整ができないと挑戦もできません。根回しをしておくことによってより集中して取り組むことができ、合格率アップにもつながります。
根回しの方法は仕事内容によって異なります。
- チームで行う仕事なら、チームメイトの理解を得ておく
- 個人で行う仕事なら、スケジュールを前倒しするなど計画を立てておく
これらの事前準備をしっかりと行っておきましょう。
私はまず所属長に相談し、実習時期など長期休みをいただく了承を得ました。そのあと同じ部署の皆さんに報告し、ご迷惑をおかけすることをお伝えしました。
前倒しで行うことのできる業務は実習前に終わらせるようにし、周りの皆さんに書ける迷惑を最小限にするようにしました。
また、実習終了後は連休をいただいたお礼、自分の業務を代わりにやっていただいたお礼としてちょっとしたお菓子をお渡ししました。
職場の皆さんの理解をいただいて、実習大変だね、お疲れ様、勉強どう?など声をかけていただくことも多かったです。ありがたや…
学習と受験勉強は別物と捉える
授業や実習を通して行う「学習」と、試験合格のための「受験勉強」は別物と捉えましょう。
ここでは分かりやすく、前者を「学習」、後者を「受験勉強」と表現します。
「学習」は、①インプット ②アウトプット ③フィードバックをもらう の三つの機能があると考えます。
①「スクーリング」で知識をインプット
②「レポート課題」でインプットした知識を消化し、自分の考えをアウトプット
③「実習」でインプットした知識やアウトプットした自分の意見と現場の実情とを照らし合わせる、自分の考えに対して実習指導者のフィードバックをもらう
それに対して「受験勉強」は、とにかくインプット!
受験対策と割り切って、ポイントをおさえて勉強しました。具体的には、とにかく過去問を繰り返し解き、よく出る部分を重点的に暗記するようにしました。
これらの「学習」と「受験勉強」がごちゃ混ぜになってしまうと効率が悪いです。
仕事との両立のポイントとして、少しでも効率的に時間を使うことが大切です。
私は11月までは「学習」に集中して取り組み、12月から本格的に「受験勉強」を始めました。
受験勉強を始めるのが遅いと焦りますが、自分の場合は短期集中で行う方が効率が良かったです。
自分に合う方法を考えておきましょう!
実習時期はとにかく体調管理を徹底
実習の間ずっと仕事を休むのも悪いし、でも体調を崩したら迷惑がかかるしどうしよう…
私は学生の時、社会福祉士の実習中に体調を崩した経験があります。実習スケジュールの再調整をしていただくなど、実習先にご迷惑をおかけしたことがあり、体調管理にとても不安がありました。
今回は実習日程が決まった時点(約1か月前)で仕事の調整を行いました。スケジュールは以下の通りでした。(福祉施設の実習です。)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
実習 | 実習 | 実習 | 休み | 仕事 実習 | 実習 | 休み |
実習 | 実習 | 実習 | 仕事 | 休み | 仕事 | 仕事 |
適度に休みを挟んだスケジュールに落ち着きました。
私はこのスケジュールでもかなり疲れました。新しい環境での挑戦は気力と体力を消耗します。
実習後に家に帰って記録を書いてという作業が大変で、記録を考えながら寝落ちしていたこともありました(笑)
以前のように体調を崩すことが心配だったので、自律神経を整える習慣を自分なりに実践しながら乗り切りました。
私が参考にしている本です。日々の生活習慣にも取り入れていますよ。
休みなしのスケジュールは危険!!
実習と仕事とで5連勤を超えないように調整できたらベストだと思います。
仕事との両立の最難関である実習を計画的に乗り切りましょう!
受験直前期の休日はすべて勉強に回せるように調整
私は実習や学校の課題が終わるまで受験勉強はほとんどしていませんでした。やるべき課題などが残っていると集中して受験勉強できなかった為です。
課題などがすべて終わった12月ごろから受験勉強に切り替えました。その時期からは休日はほとんどすべて勉強に回すようにしました。
やるべき勉強を休日の日数で割って、計画を立てて勉強しました。
仕事終わりの夜や、通勤時間を活用しようと思いましたが疲れて寝てしまうので諦めました…
自分に合った勉強法を見つけておきましょう!
働きながらの受験 仕事との両立で大変だったこと
仕事との両立の中で一番大変だったのは実習を乗り切ることでした。
実習では体力と気力を奪われる。常に頭のどこかでは自分の仕事の心配がある。
そんな感じで実習の不安と仕事の不安が入り混じっていました。
でも!仕事との両立のいいところもあります。
私は福祉の仕事をしながらの実習だったので、実習での学びをすぐに自分の仕事にも取り入れることができました。
これは仕事をしながら受験する大きなメリットです!
実習も学習も受験勉強も、すべての学びが仕事に直結していました。学んだことを効率的に吸収出来て本当に良かったです。
仕事との両立は大変でしたが、仕事を辞めずに受験してよかったと思っています。
働きながら精神保健福祉士に合格! まとめ
働きながら精神保健福祉士の受験をすることは大変なことも多いですが、学ぶこともとても多いです。
課題が立て込む時期や実習時期は大変ですが、それ以外は計画的に取り組めば大丈夫!
挑戦あるのみ!タイミングが合うときに挑戦してみましょう。
ただし無理は禁物!体調を崩して仕事にも受験にも支障が出ては元も子もありません。
「今年度実習ができなかったとしたら次年度挑戦すればいい」それくらいの気持ちの余裕を持てるといいですね。
仕事をしながらの受験を迷っている方に、少しでも参考になれば幸いです。
質問など、お気軽にコメントしてください。
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